「
努力値」に関しては『hiwasa's game page』が発祥。
1997年に更新を停止しているので、遅くともそれまでには確立した用語だと思われる。
「個体値」「種族値」についても、その値の存在やパラメータ計算法を発見したのはhiwasa氏である。
ご本人の証言(Twitter)
ポケモンの努力値などの隠しパラメータを発見して、名付けて、広めたのは、実は俺だって話信じます? ? Kouichi Hiwasa (@khiwasa) 2010年9月27日
しかしながらhiwasa氏のサイト内では「個体値」「種族値」という用語自体は使われていない
(代わりに「固有値」「成長率」等の用語が見える)。
「
種族値」については掲示板のログの中でJ・R・ピカチュウ氏が提唱しているがそれっきりである。
『Pokemon Analysis』においても「種族値」が使われるようになったのは金銀が出てからのようだ。
(上記のピカチュウ氏の提案を受けてのものか、独自に考案した用語かはわからない)
掲示板のログでもそれまで使われていなかったのに、2000年内にはごく普通の語彙になっている。
ちなみに、双葉社の攻略本で使われていた「成長特性値」という用語もそれなりに浸透していた記憶がある。
「
個体値」についてはhiwasa氏のページ内では確認できなかった用語。
(ちなみに掲示板では「才能値」や「運値」などの用語も候補に出ている)
いつ成立したかは手持ちの史料でははっきりしないが、『Pokemon Analysis』では早い段階から使われていた模様。
個人的には「
固体値」と誤変換しやすくて不便な用語なのによく定着したなと思う。
これらの3つの用語が完全に定着したのは『POKeDEX250』においてだと思われる。
能力の仕組みなどを平易な文章で読みやすく解説したサイトで、当時多くの人はここで知ったと思う。
なお、
これらの総称としての「三値(3値)」という用語はずっと後にできた。
少なくとも僕がまともにゲームをプレイしていた第三世代の頃には存在しなかったように記憶している。
(こちらについては調査中、情報求む)